高血圧は老化現象。血管年齢が若い方ほど真の若作りな人!

歳をとるとなぜ血圧があがるのか?

歳をとれば自然に体は老化してきます。その老化現象の一つに生活習慣病である高血圧があります。高血圧とは文字通り血圧が高いという意味ですが、なぜ歳をとると血圧が上がってくるのでしょうか?本日のお話は高血圧についての総論をお話したいと思います。

高血圧は老化現象。血管年齢が若い方ほど真の若作りな人!

まず血圧とは血液の圧力です。海に潜れば水圧という圧力がかかってきますし、地上に立っていても空気の圧力即ち大気圧という1013ヘクトパスカルが体にのしかかってきます。人間の体内では血管を血液が流れています。そうすればその血管には水圧ならぬ血液の圧力である血圧がかかってくるわけです。血圧は心臓が1回打つごとに1回の血圧が発生します。

それはあたかも車のエンジンの如く心臓からガソリンの如く血液が噴き出る勢いとゴムホースである血管の硬さにより血液の圧力つまり血圧が決まります。ということはエンジンが弱くてもホースが古くなって硬ければ血圧が上がります。

これが高齢者の高血圧です。ゴムホースが若く新しく軟らかくてもエンジンがフル回転すれば血圧が上がります。例えれば若い方が運動したときでしょうか。

また水戸黄門の主題歌のワンフレーズで「人生、楽ありゃ苦もあるさ」と助さんと格さんが歌っていますが、血圧も「山あれば谷あり」つまり血圧が高ければ体が反応して下げようとする調整機構が働きます。

しかし歳をとるとともにその調節機構が弱ってしまうと高血圧になります。ですから外見では某芸能人のように美容整形に勤しんでも体内の血管はボロボロに老化しているのです。血管年齢が若い方ほど真の若作りな人といえるでしょう。

正しい血圧の測り方

それでは血圧はどうやって測定するのでしょうか?
高血圧は老化現象。血管年齢が若い方ほど真の若作りな人!

本などで血圧の測定法を見ると、いろいろなやり方が書いてあり、どれが本当か迷うことも多いかと思います。ですから簡単に言えば測定した血圧の数字は全て本当(数字はうそをつかない)ですので、自分の都合のいいような数字だけを並べず(それを今流行の改ざんと言います)、全てをそのままに記入するように指導しています。

よく患者さんから「この血圧測定器が壊れているのでは?」と質問を受けますが、「電池切れなどを除けばほとんど壊れていることはありません。壊れかけているのはご自身の体の方で、体の危険信号を血圧で訴えているのです」と患者さんに答えるようにしています。

血圧の正常値

血圧の正常値は?と聞かれたら異論があるかもしれませんが大雑把に言えば140/90mmHg以下なら青信号でOKです。160/100mmHg以上でしたらレッドカードで即退場で病院行きです。その間がイエローカードで食事や運動を頑張りましょうという要注意人物となるのです。

いつ測定すればいい?

ではいつ測定すればよいか?という疑問が湧いてきますが、健診のみの高血圧指摘はあたかもよそ行きの血圧化もしれませんので必ず家庭血圧計で朝起床時と夜寝る前に1回もしくは2回測定した数字をそのまま記入してかかりつけの医師に見せればよいのです。そうすればプロである医師が患者さんの状態を把握して適切なアドバイスをするはずです。

治療について

そして塩分制限を含めた食事療法のみでの治療が困難ならば、薬をのむという選択肢も出てきます。高齢者の高血圧の場合は最初に書いたとおり、ゴムホースが朽ちて硬くなっていますので、最終的には薬をのむという選択肢は避けて通れません。歳をとるにつれて血管が若返るということはありえませんので、いかにして加齢という老化の進行を遅くするかということになります。

治療を開始する前に患者さん自身が自分の体の状態をよく知っていただければ、なぜ薬をのまなければならないかということを理解していただけると思います。